日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は4日、前日比+0.28(上昇率1.66%)の17.14と上昇した。なお、高値は17.28、安値は16.69。指数によって高安まちまちとなった先週末の米株式相場を受けた今日の東京株式市場はやや買いが先行し、日経225先物は小幅に上昇して始まり、取引開始後は概ね堅調に推移した。一方、日経225先物は先週末までの5日続伸で1070円上昇したことから、市場では短期的な高値警戒感が意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードがやや広がり、日経VIは概ね先週末の水準をやや上回って推移した。



【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴も持っています。