6日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。前日海外市場で147円台に浮上したが、日本政府の円安けん制を受け、一時147円36銭に失速。その後再びドル買いに振れ147円81銭まで値を切り上げたが、米10年債利回りの上昇一服でドル買いは収束した。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円36銭から147円81銭、ユーロ・円は158円08銭から158円43銭、ユーロ・ドルは1.0713ドルから1.0734ドル。

【経済指標】

・豪・4-6月期GDP:前年比+2.1%(予想:+1.8%、1-3月期:+2.4%←+2.3%)

【要人発言】

・神田財務官

「投機的な行動あるいはファンダメンタルズでは説明できない動きがみられる」

「高い緊張感をもって注視」

「政府としてはあらゆる選択肢を排除せずに適切に対応していく」

・高田日銀審議委員

「現行の大規模な金融緩和、粘り強く続ける必要がある」

「物価目標実現に向け変化の兆しが生じているだけに、緩和継続が必要」

「フィリップ曲線、長年の金融緩和で上方にシフトし始めた可能性」

「債券市場の安定確保のため、モニタリングなどで市場の状況をきめ細かく把握」