6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円17銭へ弱含んだのち147円72銭まで上昇し引けた。



米8月ISM非製造業景況指数は7月から予想外に上昇し、2月来で最高となったため連邦準備制度理事会(FRB)の年内の追加利上げ観測が強まり、長期金利上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、FRBが公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で経済活動の伸びが緩慢で、雇用の伸びもピークに達した可能性が示唆されたため金利も伸び悩み、ドル買いも一段落した。



ユーロ・ドルは、1.0745ドルへ強含んだのち、1.0703ドルまで下落し、引けた。

ドイツの弱い経済指標を受けたユーロ売りに押された。

ユーロ・円は、157円96銭へ下落後、158円43銭まで上昇。



ポンド・ドルは、1.2568ドルから1.2482ドルまで下落した。英中銀のベイリー総裁が証言で、インフレの鈍化が継続するとの見通しを示したため利上げ観測が後退しポンド売りに拍車がかかった。



ドル・スイスは、0.8900フランから0.8945フランまで上昇した。









【経済指標】

・米・7月貿易収支:-650億ドル(予想:-680億ドル、6月:−637億ドル←-655億ドル)

・米・8月ISM非製造業景況指数:54.5(予想:52.5、7月:52.7)

・米・8月サービス業PMI改定値:50.5(予想:51.0、速報値:51.0)

・米・8月総合PMI改定値:50.2(速報値:50.4)