日経平均VIは低下、米CPI発表通過し警戒感が後退
昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ナスダック総合指数やS&P500、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことを受け、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。注目された8月の米消費者物価指数(CPI)の発表を通過し、市場では安心感が広がりやすく、今日は株価が堅調なこともあり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは後退し、日経VIは昨日の水準を下回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴も持っている。