今日の為替市場ポイント:日米金融当局の当面の行動を注意深く観察する必要も
今週19-20日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利(FFレート)は据え置きとなる見通しだが、FOMCの声明で追加利上げの必要性について否定的な見解が提示されなかった場合、リスク選好的なドル買い・円売りが縮小する可能性は低いとみられる。ただ、日本銀行の金融政策に対する関心も高いため、長短金利操作における柔軟性をさらに高めるような措置が導入された場合、リスク回避のドル売り・円買いが強まる可能性は残されている。ドル・円相場の動向を予想することについては日米金融当局の当面の行動を注意深く観察する必要がありそうだ。