21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円07銭へ強含んだのち147円32銭まで下落し、引けた。



米先週分新規失業保険申請件数が予想外に前回から減少し1月来で最低となり労働市場の強さが証明され、追加利上げ観測が強まり、金利高に連れドル買いが強まった。その後、株安に連れたリスク回避の円買い、日銀金融政策決定会合や総裁会見を控えた警戒感に伴う円買いに拍車がかかった。



ユーロ・ドルは、1.0625ドルまで下落後、1.0674ドルまで上昇し、引けた。



ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁が、ECBはピーク金利に達し、次の行動は利下げと言及したためユーロ売りが優勢となった。



ユーロ・円は、157円60銭へ上昇後、157円03銭まで反落。



ポンド・ドルは、1.2244ドルまで下落後、1.2307ドルまで上昇した。英中銀は金融政策決定会合で予想外に政策金利を据え置いたが、インフレリスクが存続し追加利上げ観測も根強く、押し目からポンド買いが強まった。



ドル・スイスは、0.9065フランへ強含んだのち、0.9020フランへ反落。

スイス国立銀行は予想外に政策金利を据え置いたため、戻り高値からはフラン買いも目立った。



【経済指標】

・米・先週分新規失業保険申請件数:20.1万件(予想:22.5万件、前回:22.1万件←22.0万件)

・米・失業保険継続受給者数:166.2万人(予想:169.2万人、前回:168.3万人←167.2万人)

・米・9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:―13.5(予想:-1.0、8月:12.0)

.0、8月:69.5)

・米・4-6月期経常収支:-2121億ドル(予想:-2200億ドル、1-3月期:-2145億ドル←-2193億ドル)

・米・8月景気先行指数:前月比−0.4%(予想:-0.5%、7月:−0.3%←-0.4%)

・米・8月中古住宅販売件数:404万戸(予想:410戸、7月:407万戸)