30日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。今週の日米中銀の定例会合は現行の政策を維持するとみられ、ドル高・円安に変わりはない。一方、中東での戦闘激化が警戒され、安全通貨買いによりドルは対円で下げづらいだろう。



前週末に発表された米国のコアPCE価格指数は高水準の予想と一致し、引き締め政策を後押し。ただ、イスラエル軍によるパレスチナ地区ガザへの攻撃拡大で米国債など安全資産が買われ、金利安・ドル安の展開に。ユーロ・ドルは1.05ドル半ばから1.06ドル近くに浮上し、ドル・円は150円前半から149円半ばに失速した。週明けアジア市場で米金利の低下は一服しており、ドル・円は再び150円を目指す展開となった。



この後の海外市場は連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定を控え、積極的に動きづらい。27日にインフレの高止まりが示されたが、今週の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利は据え置きの公算。ただ、年内利上げの観測は根強く、長期金利が持ち直せばドルは売りづらい地合いとなりそうだ。また、日銀も緩和政策の堅持が予想され、円は買いづらい。中東情勢の不安定化で、ドルは安全通貨買いで底堅さが意識されるとみる。



【今日の欧米市場の予定】

・18:00 独・7-9月期GDP速報値(4-6月期:前年比-0.6%)

・18:30 英・9月住宅ローン承認件数(8月:4.54万件)

・19:00 ユーロ圏・10月景況感指数(予想:92.9、9月:93.3)

・22:00 独・10月消費者物価指数速報値(前年比予想:+4.0%、9月:+4.5%)

・23:30 米・10月ダラス連銀製造業活動指数(9月:-18.1)

・欧州は10/29から冬時間移行