1日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。米金利高も連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げ期待の後退ならドル買いは縮小の見通し。また、昨年高値の151円95銭が意識され、日本の為替介入を警戒した円買いが見込まれる。



日銀は長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)の運用を柔軟化したが、想定内の政策決定だったことから前日の取引で円安が進行。その後財務省が発表した外国為替平衡操作で日本政府が為替介入をしなかったことが明らかになり、円売りの支援材料に。ユーロ・ドルは1.05ドル半ばに弱含み、ドル・円は1年ぶり高値圏の151円70銭台に浮上した。本日アジア市場で、ドル・円は151円前半で底堅さを維持した。



この後の海外市場は米FRBの政策内容が焦点。今回の連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利据え置きの公算だが、インフレ撲滅に前向きなスタンスを堅持するとみられ、ドル買い地合いが続く。ただ、直近のコアPCE価格指数は前回を下回り、当局者から慎重な見解も予想される。その際には米金利高・ドル高は弱まる。また、日本政府は為替介入について「スタンバイ」(財務官)と強くけん制しており、円売りは縮小しよう。



【今日の欧米市場の予定】

・18:30 英・10月製造業PMI改定値(予想:45.2、速報値:45.2)

・21:15 米・10月ADP雇用統計(予想:+15.0万人、9月:+8.9万人)

・22:45 米・10月製造業PMI改定値(予想:50.0、速報値:50.0)

・23:00 米・10月ISM製造業景況指数(予想:49.0、9月:49.0)

・23:00 米・9月JOLT求人件数(予想:940.0万件、8月:961.0万件)

・23:00 米・9月建設支出(前月比予想:+0.4%、8月:+0.5%)

・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表(政策金利は5.25-5.50%に据え置き予想)

・03:30 パウエル米FRB議長会見

・米財務省・四半期定期入札発表