6日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。欧米株高を背景にリスク選好の円売りに振れやすく、主要通貨は対円で下げづらい。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げ観測は後退し、ドルの上昇は限定的となりそうだ。



前週末の米雇用統計は非農業部門雇用者数、失業率、平均時給がいずれも前回から悪化。特に賃金インフレ圧力が弱まり、来月の連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利据え置きの観測が浮上した。それを受けた米金利安・ドル安でユーロ・ドルは1.0750ドル付近に強含み、ドル・円は150円20銭台から1円超値を切り下げた。ただ、週明けアジア市場はアジア株の堅調地合いを好感した円売りが主要通貨を支えた。



この後の海外市場は前週のFOMCや雇用統計を消化しつつ、米金利にらみの展開となりそうだ。FRB当局者は来年の利下げには否定的だが、引き締め長期化に前向きなトーンを弱めており、米長期金利が弱含めばドル売り基調は継続の見通し。アジアや欧米の株高基調によるリスクオンのムードもドルの下押し要因となりそうだ。ドル・円は149円台で安心感による買戻しが入りやすいものの、高値圏では為替介入が意識される。



【今日の欧米市場の予定】

・17:55 独・10月サービス業PMI改定値(予想:48.0、速報値:48.0)

・18:00 ユーロ圏・10月サービス業PMI改定値(予想:47.8、速報値:47.8)

・18:30 英・10月建設業PMI(9月:45.0)