10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。





■ソフトバンクGが重荷も押し目狙いのスタンス

■ソフトバンクG、2Q経常損益 ▲9074.25億円

■前場の注目材料:クラレ、280億円投じ米に新ライン、活性炭を年2.5万トン増強





■ソフトバンクGが重荷も押し目狙いのスタンス



10日の日本株市場は、売り一巡後は底堅さが意識される相場展開になりそうだ。9日の米国市場はNYダウが220ドル安、ナスダックは128ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は国際通貨基金(IMF)会合で、インフレの2%目標達成を依然確信できないと、追加利上げも除外しない姿勢を示した。これを受けて米長期金利が上昇し、利益確定の売りが強まった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比85円安の32515円。円相場は1ドル151円30銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。昨日の日経平均は指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引するなか、商社株などバリュー株への物色が強まったことから、一時32700円台を回復する場面も見られた。本日は米国市場の下落影響から売りが先行するだろうが、75日線を支持線としたトレンドのなか、押し目買い意欲は強そうだ。



また、本日はオプションSQ算出日となる。足もとの強い値動きについては、SQに絡んだリバランスの動きによるものとみられており、SQ通過でリバランスの需給が一巡となればこう着感が強まりやすい面もあるだろう。また、主要企業の決算発表が本格化するなか、ソフトバンクG<9984>やソニーG<6758>が嫌気される可能性があり、相場の重荷となる可能性があるだろう。一方で日産自<7201>やホンダ<7267>などへ資金が向かいやすく、米長期金利の上昇を受けて金融株への物色も意識されそうであり、全体としては底堅さがみられよう。



そのため、米株安を受けて売りが先行するものの、売り一巡後は押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。日経平均は10月の戻り高値32533円辺りでの底堅さが意識されてくるようだと、節目の33000円を狙ったトレンド形成は継続するだろう。また、決算に絡んだところでは、日産自やホンダのほか、コカBJH<2579>、INPEX<1605>、エアウォーター<4088>、アマダ<6113>、アイスタイル<3660>、Jオイル<2613>などが注目される。





■ソフトバンクG、2Q経常損益 ▲9074.25億円



ソフトバンクG<9984>が発表した2024年3月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比1.4%増の3兆2270.60億円、経常損益が9074.25億円の赤字(前年同期は2926.36億円の黒字)だった。保有株式の価値から純有利子負債を差し引いた純資産価値(NAV)は9月末時点で16兆4000億円だった。





■前場の注目材料



・日経平均は上昇(32646.46、+479.98)

・1ドル=151.20-30円

・米原油先物は上昇(75.74、+0.41)

・活発な自社株買い

・米国景気は拡大

・日銀は金融緩和を継続





・クラレ<3405>280億円投じ米に新ライン、活性炭を年2.5万トン増強

・大成建設<1801>ピーエス三菱を240億円で買収、規模拡大で生産効率化

・みずほ<8411>楽天証券に追加出資870億円、協業で顧客開拓を加速

・日本郵船<9101>最大15隻のアンモニア燃料船建造を検討

・ユアサ商事<8074>バウハウス丸栄と、循環型セメントパネル開発、廃棄物を再利用

・ワコールHD<3591>低収益店から撤退、希望退職150人募集など構造改革

・アマダ<6113>来春に子会社吸収、レーザー・溶接事業拡大

・大林組<1802>トヨタと、コンクリにCFRP端材、再利用技術を開発

・丸紅<8002>社債20億円引き受け、インドで不動産開発

・SMK<6798>米カナリーに出資、声で脳疾患分析





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:50 10月マネーストックM3(9月:前年比+1.8%)



<海外>

・09:30 豪準備銀行四半期金融政策報告