10日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。日米金利差により上昇基調は継続。また、米ミシガン大学消費者信頼感の期待インフレ率が堅調なら押し上げ要因に。ただ、日本の為替介入への警戒感が一段の上値を抑えるだろう。



パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は前日、インフレ抑止に向け一段の引き締めが適切になれば躊躇しない姿勢を示した。目先の政策金利の引き上げ余地により米金利高・ドル高に振れ、ユーロ・ドルは1.0720ドル台から1.0660ドル付近に下げ、ドル・円は150円80銭台から151円30銭台に浮上。本日アジア市場もその流れが続き、ドルは下げづらい。ドル・円は早朝から失速したが、151円台で底堅さを強めた。



この後の海外市場は米金利をにらみ。パウエル氏は前週の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見ほどハト派寄りでなく、他の当局者からもインフレ抑止に前向きなスタンスが聞かれ、引き続き米金利高・ドル高に振れやすい。ドル・円は日米金利差を背景に上昇基調を維持するだろう。ただ、年初来高値や昨年最高値が視野に入り、日本の為替介入への警戒感からドル買い・円売りは縮小し上値の重さが意識されそうだ。



【今日の欧米市場の予定】

・21:30 ローガン米ダラス連銀総裁講演(ECBマネーマーケット会議)

・23:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演(経済的流動性)

・24:00 米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:63.8、10月:63.8)