米労働省が発表した10月生産者物価指数(PPI)は前月比−0.5%と、予想外に5月来のマイナスとなった。パンデミックによる経済封鎖直後の20年4月来で最低。前年比では+1.3%と、9月+2.2%から

予想以上に伸びが鈍化し、7月来で最低の伸びとなった。また、変動の激しい燃料や食品を除いたコア指数は前月比0%と、9月+0.2%から予想外に伸びが鈍化した。前年比でも+2.4%と、予想外に9月+2.7%から伸びが鈍化し、21年1月来で最低と、消費者物価指数(CPI)に続き、インフレの鈍化が証明された。



同時刻に商務省が発表した米10月小売売上高は前月比―0.1%と、3月来のマイナスとなったが、予想ほど悪化しなかった。変動の激しい自動車除いた小売売上高は前月比+0.1%と、予想外に7カ月連続のプラスを維持。国内総生産(GDP)の算出に用いられるコントロールグループは前月比+0.2%と、予想通り9月+0.7%から鈍化した。同時刻に発表された米11月NY連銀製造業景気指数は9.1。予想外に10月-4.6からプラスに改善。4月来で最高となった。



PPIは予想以上に鈍化となったが、小売売上高やNY連銀製造業景気指数は良好で米国債相場は売り買いが交錯。ドルも乱高下となった。10年債利回りは4.43%まで低下後、4.51%まで上昇した。



ドル・円は150円06銭まで下落後、150円91銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0886ドルまで上昇後、1.0840ドルまで反落した。



【経済指標】

・米・10月生産者物価指数:前月比−0.5%(予想:+0.1%、9月:+0.4%←+0.5%)

・米・10月生産者物価コア指数:前月比0%(予想:+0.3%、9月:+0.2%←+0.3%)

・米・10月生産者物価指数:前年比+1.3%(予想:+1.9%、9月:+2.2%)

・米・10月生産者物価コア指数:前年比+2.4%(予想:+2.7%、9月:+2.7%)

・米・11月NY連銀製造業景気指数:9.1(予想:-3.0、10月:-4.6)

・米・10月小売売上高:前月比―0.1%(予想:-0.3%、9月:+0.9%←+0.7%)

・米・10月小売売上高(自動車除く):前月比+0.1%(予想:-0.2%、9月:+0.8%←+0.6%)