15日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円06銭へ下落後、151円42銭まで上昇し、151円38銭で引けた。



米10月生産者物価指数(PPI)の伸びが予想以上に鈍化したため米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了観測が強まり一時ドル売りが加速。しかし、米小売売上高が警戒された程悪化せず、NY連銀製造業景気指数も予想外のプラス改善を受けて景気が底堅いとの見方が広がり、長期金利が上昇に転じドル買いが再開。また、欧州通貨安で、ドル買いが強まった。



ユーロ・ドルは1.0886ドルまで上昇後、1.0832ドルまで下落し、1.0847ドルで引けた。欧州委員会(EC)経済予測で、ユーロ圏の今年の成長率予測が引き下げられたほか、欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、ポルトガル中銀のセンテノ総裁がここ数四半期の経済の伸びが停滞しているため、ソフトランディングに懸念を表明したことなどを受け、金融市場はECBの24年の1%の利下げを織り込みユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は163円40銭から164円21銭まで上昇。株高に連れリスクオンの円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.2480ドルまで上昇後、1.2404ドルまで下落。英国の10月消費者物価指数(CPI)の伸びが予想以上に鈍化し、英中銀の利上げ終了観測にポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.8856フランまで下落後、0.8894フランまで上昇した。