17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。





■中小型株の出遅れ修正の動き

■大冷、24/3下方修正 営業利益 12億円←16億円

■前場の注目材料:NTT、分散型DCの国内実証開始、100km間で低遅延通信





■中小型株の出遅れ修正の動き



17日の日本株市場は、利食い優勢ながらも押し目買い意欲の強さが意識される相場展開になりそうだ。16日の米国市場はNYダウが45ドル安、ナスダックは9ポイント高だった。ウォルマートなど主要小売企業の慎重な消費見通しを警戒した売りが先行した。消費の鈍化懸念がくすぶり、NYダウは軟調に推移した。一方でナスダックも需要鈍化懸念が重しとなり上値の重い展開となったが、米長期金利の低下が支援し終盤にかけてプラス圏を回復した。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比45円安の33405円。円相場は1ドル150円70銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い先行で始まることになりそうだ。NYダウの下げについてはウォルマートやシスコシステムズの業績見通しを嫌気した影響であり、米長期金利が低下したことから、全体としては底堅さが見られていた。そのため、東京市場においても足もとでの上昇に対する利食いは入りやすいものの、売り仕掛け的な動きにはならないだろう。



日経平均は9月の戻り高値に接近しており、強弱感が対立しやすい面はある。ただし、同水準を捉えてくるようだと、6月の年初来高値が意識されてくる。年末ラリーへの期待が高まるなか、押し目買い意欲は強そうである。また、ハイテク株への資金流入が継続しているほか、中小型株においてもヘッドウォータース<4011>が連日のストップ高となるなど、出遅れ修正の動きも見られてきており、個人投資家のセンチメントは改善傾向にあると考えられる。



決算発表が一巡し機関投資家も動きやすくなるなか、改めて業績に着目した物色が意識されてきそうだ。昨日のグロース250指数は反落となったが、小幅な下げにとどまっており、相対的な出遅れ修正に向かうようだと、年末高値の期待感がより高まることになりそうである。日経平均がこう着を強めてくるようだと、中小型株への資金流入を強めてくる展開が期待されよう。なお、日経平均は9月高値水準でこう着となると、短期的に売り仕掛けも意識されやすいが、現在の良好な需給状況のなかでは、押し目待ち狙いの買いで対応したい。





■大冷、24/3下方修正 営業利益 12億円←16億円



大冷<2883>は2024年3月期業績予想の修正を発表。売上高は303億円から281億円、営業利益を16億円から12億円に下方修正した。第2四半期において、急激な為替の変動などで直接貿易によるえび製品の販売が軟調。工場の人手不足により商品供給不足や遅れが発生したほか、老健・病院向けにて値上げが進まずメニューカットがあったほか、ホテル・外食産業の人手不足により売上回復が遅れた。





■前場の注目材料



・ナスダック総合指数は上昇(14113.67、+9.84)

・SOX指数は上昇(3724.10、+12.01)

・米長期金利は低下

・活発な自社株買い

・米国景気は拡大

・日銀は金融緩和を継続





・NTT<9432>分散型DCの国内実証開始、100km間で低遅延通信

・三菱電機<6503>産ロボを拡充、20Kg可搬など3機種追加

・日本航空<9201>欧米3社と協業、水素航空機の国内運航実現

・大日本印刷<7912>東京・新宿に生成AIラボ、来月4日開設

・東海旅客鉄道<9022>水素エンジン鉄道開発へ、来年度に模擬走行試験

・トヨタ自<7203>豊田中央研究所、FREAなど3者で、小型アンモニア製造装置開発

・アステラス製薬<4503>米バイオ医薬品社を264億円で買収、がん領域強化

・三井物産<8031>エジプト鶏肉事業に出資、新興国需要見据え

・GSIクレオス<8101>インド法人設立、化学品原材料など市場開拓

・双日<2768>ベトナム工業団地開発、製造業進出ニーズ照準

・ヤーマン<6630>日本メクトロンと、美顔器向けFPC開発、ハイドロゲル採用

・キヤノン<7751>すれ違い後も人物を追尾、認識技術を来年にも確立

・サムコ<6387>エッチング装置の新開発棟建設、10億円投資、量産対応

・ニッケ<3201>グループのフジコー、反毛繊維を増産、古着再生、茨城に新設備

・INPEX<1605>米のギ酸製造社に出資、CO2輸送媒体に

・清水建設<1803>RC造建物の耐震性向上で新構法、梁端部の主筋増強





☆前場のイベントスケジュール



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