17日のドル・円は、東京市場では150円78銭から150円42銭まで下落。欧米市場では150円46銭から149円20銭まで下落し、149円63銭で取引終了。本日20日のドル・円は主に149円台で推移か。米国金利の先高観は後退しており、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。



市場参加者の多くは米国の利上げ終了を想定しているようだが、米連邦準備制度理事会(FRB)は2%のインフレ目標を達成するためには追加利上げが必要になる可能性があるとの見解を維持している。コリンズ米ボストン連銀総裁は17日、追加利上げの選択肢を残しておきたいとの見方を伝えている。



一方、日本の7-9月期国内総生産(GDP)成長率はマイナスに転じ、国内経済の失速が顕著になった。将来的にマイナス金利は撤廃される可能性が高いものの、日本銀行による利上げは困難になりつつあるとの見方が増えており、円安要因となる。また、1ドル=151円台でもドル売り・円買いの為替介入は実施されていないため、新たなドル買い材料が提供された場合、1990年以来となる152円台を目指す可能性は残されている。