20日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米インフレ鈍化が鮮明になるなか、今週の感謝祭を前にドル買いは縮小する見通し。ただ、日米金利差で押し目買いが入りやすいほか、クロス円の値動きがサポートする可能性もあろう。



直近の米インフレ指標で伸びの鈍化が示され、連邦準備制度理事会(FRB)の今後の利上げ休止や来年の利下げへの観測で米10年債利回りは低下。それを受けたドル売りでユーロ・ドルは1.0850ドル台から1.09ドル付近に浮上、ドル・円は149円10銭台に下落後、日米金利差で149円80銭台に持ち直した。週明けアジア市場は中国人民銀行の政策金利据え置きでドル安・元高に振れ、ドル・円は149円を割り込んだ。



この後の海外市場はドルにらみの展開。ユーロ圏や英国の過度な減速懸念は一服し、欧州通貨買いが続けばドルへの下押し圧力になりやすい。また、米インフレ鈍化を受けFRB当局者のハト派的な見解が意識され、緩和的な金融政策への思惑によりドル買いは後退しそうだ。一方、日本との金利差で円安基調はなお継続し、主要通貨を支える見通し。クロス円の下げづらい値動きで、ドル・円は下値の堅さが意識されるだろう。



【今日の欧米市場の予定】

・24:00 米・10月景気先行指数(前月比予想:-0.6%、9月:-0.7%)