22日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め後退への思惑から、米金利安・ドル安に振れやすい。ただ、151円台からの下落ペースが速く、下値ではドルの買戻しが相場を支えそうだ。



FRBは前日公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で今後の引き締めに慎重姿勢を堅持しながらも、インフレ鎮静化の進ちょくをにらみ政策決定する方針を示した。それを受け米10年債利回りは上昇後に失速し、ドル買いは限定的に。ユーロ・ドルは1.09ドル付近に軟化、ドル・円は148円60銭付近へ大幅に上昇。本日アジア市場でドル買いは一服したが、ドル・円は148円前半で下値の堅さが意識された。



この後の海外市場は米金融政策や長期金利が手がかり。市場は今後の緩和政策への転換を織り込みつつあり、金利高抑制によりドル買いは小幅にとどまるだろう。ただ、FRBはインフレ率の一段の低下に向け利上げを排除しないスタンスのため、金利安を抑制できればドルは売りづらい。一方、イスラエルの短期間の戦闘休止でリスクオフのムードは和らぎ、安全通貨売りでドル・円は引き続き下げづらい値動きとなりそうだ。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 南ア・10月消費者物価指数(前年比予想:+5.6%、9月:+5.4%)

・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:22.7万件、前回:23.1万件)

・22:30 米・10月耐久財受注速報値(前月比予想:-3.2%、9月:+4.6%)

・24:00 米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:60.8、速報値:60.4)

・24:00 ユーロ圏・11月消費者信頼感指数速報値(予想:-17.8、10月:-17.9)

・ハント英財務相が秋季財政報告発表