■強含み、ユーロ圏11月PMIは市場予想を上回る



今週のユーロ・ドルは強含み。米長期金利が底堅い動きを見せたことでユーロ買い・米ドル売りは一時縮小したが、11月23日発表のユーロ圏11月製造業PMIと同サービス業PMIは市場予想を上回り、リスク回避のユーロ売り・米ドル買いは縮小。中東情勢の改善期待もユーロ買いにつながったようだ。

・取引レンジ:1.0852ドル-1.0965ドル



「もみ合いか、欧米インフレ指標が手掛かり材料に



来週のユーロ・ドルはもみ合いか。11月30日発表のユーロ圏11月消費者物価指数で伸びが鈍化すれば、欧州中央銀行(ECB)による将来的な利下げを想定したユーロ売りが先行しそうだ。半面、米10月PCEコア価格指数は9月実績を下回る可能性が高いため、市場予想と一致、または下回った場合、ユーロ買い・米ドル売りがやや強まる可能性がある。



予想レンジ:1.0800ドル-1.1050ドル



■やや強含み、ユーロ圏の経済指標改善でユーロ買い強まる



今週のユーロ・円はやや強含み。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーから根強いインフレ警戒が示されたほか、ユーロ圏11月製造業PMIと同サービス業PMIなどが市場予想を上回ったことから、早期利下げ観測は後退。米ドル高・円安の進行は一服したものの、一時163円台後半までユーロ高・円安に振れる場面があった。取引レンジ:161円25銭−163円65銭。



■伸び悩みか、ユーロ圏11月CPIが手掛かり材料に



来週のユーロ・円は伸び悩みか。日欧金利差が意識され、全般的にユーロ高・円安に振れやすい展開が続きそうだ。金融引き締めの休止で欧米やアジアの株高で、リスク選好の円売りがユーロを支える。ただ、ユーロ圏11月消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を下回った場合、ユーロ買い・円売りは縮小する可能性があろう。



○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント

・11月30日:11月消費者物価コア指数(10月:前年比+4.2%)

・11月30日:10月失業率(9月:6.5%)



予想レンジ:162円00銭-165円00銭