30日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米コアPCE価格指数が予想通り鈍化すれば、来年の利下げを見込んだドル売りが先行。ただ、明日の連邦準備制度理事会(FRB)議長の見解を見極めようと、過度なドル売りは縮小しよう。





前日発表された米7-9月期国内総生産(GDP)改定値は予想外に強く、前期比年率+5.2%を記録。それを受け米10年債利回りは根強い引き締め観測でいったん上昇したが、その後すぐに低下しドル売り基調に。ドイツのインフレ率低下で軟調地合いだったユーロ・ドルは1.0990ドル台に戻し、ドル・円は147円付近に弱含んだ。本日アジア市場でドル・円は朝方に146円台へ下げたが、買戻しで147円台に持ち直した。



この後の海外市場は引き続き米金融政策にらみ。今晩発表の米コアPCE価格指数は前月から一段と低下し、インフレ鎮静化が顕著になる見通し。FRBのタカ派寄り当局者が相次いで引き締め姿勢を弱めるなか、今後の利下げを見込んだ金利安・ドル安に振れやすい。ただ、明日のパウエルFRB議長の発言を見極めようと、売りは抑制されそうだ。また、NY株式市場で堅調地合いが続き、リスク選好の円売りが主要通貨を支えよう。



【今日の欧米市場の予定】

・17:55 独・11月失業率(予想:5.8%、10月:5.8%)

・19:00 ユーロ圏・11月消費者物価指数速報値(前年比予想:+2.7%、10月:+2.9%)

・19:00 ユーロ圏・10月失業率(予想:6.5%、9月:6.5%)

・22:30 米・10月個人所得(前月比予想:+0.2%、9月:+0.3%)

・22:30 米・10月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.2%、9月:+0.7%)

・22:30 米・10月コアPCE価格指数(前年比予想:+3.5%、9月:+3.7%)

・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.9万件、前回:20.9万件)

・22:30 カナダ・7-9月期GDP(前期比年率予想:+0.1%、4-6月期:-0.2%)

・23:15 ウィリアムズNY連銀総裁講演(中銀における革新関連)

・23:45 米・11月シカゴ購買部協会景気指数(予想:46.0、10月:44.0)

・24:00 米・10月中古住宅販売成約指数(前月比予想:-2.0%、9月:+1.1%)