1日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の見解を受け、利上げと利下げの思惑が交錯。ただ、パウエル議長は今晩の討論会で中立的な見解を示すとみられ、過度なドル買いは抑制されよう。



11月30日に発表された米コアPCE価格指数は前回から伸びが鈍化したものの、市場予想と一致。また、複数のFRB当局者がタカ派的な政策方針を示し、ドル買い優勢に。ユーロ・ドルは1.0950ドル付近から1.0880ドル付近に軟化、ドル・円は147円10銭台から148円50銭台に水準を切り上げた。本日アジア市場でドル買いは一服したが、ドル・円は底堅く推移し、147円半ばから148円付近に値を戻す展開となった。



この後の海外市場はパウエル氏の発言内容と米金利の動向が手がかり。タカ派寄りとされる複数の当局者が今後の引き締めに慎重姿勢を示すなか、ウォラー理事は今週、利下げの可能性に言及。半面、インフレ率は物価目標上限を上回り引き締めの重要性を強調する意見も根強い。ただ、パウエル氏は中立的なスタンスと予想され、政策決定はデータ次第との従来方針を示すだろう。その際には、過度なドル買いは抑制されそうだ。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 スイス・7-9月期GDP(前年比予想:+0.5%、4-6月期:+0.5%)

・17:55 独・11月製造業PMI改定値(予想:42.3、速報値:42.3)

・18:00 ユーロ圏・11月製造業PMI改定値(予想:43.8、速報値:43.8)

・18:30 英・11月製造業PMI改定値(予想:46.7、速報値:46.7)

・22:30 カナダ・11月失業率(予想:5.8%、10月:5.7%)

・23:45 米・11月製造業PMI改定値(予想:49.5、速報値:49.4)

・24:00 米・11月ISM製造業景況指数(予想:47.8、10月:46.7)

・24:00 米・10月建設支出(前月比予想:+0.3%、9月:+0.4%)

・24:00 グールズビー米シカゴ連銀総裁討論会参加(経済政策関連)

・01:00 パウエル米FRB議長炉辺談話参加(米スペルマン大学)

・04:00 パウエル米FRB議長・クック米FRB理事円卓討論会参加(米スペルマン大学)