■弱含み、ユーロ圏のインフレ緩和でユーロ売り強まる



今週のユーロ・ドルは弱含み。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事による利下げの可能性言及を受けてユーロ買い・米ドル売りが一時優勢となった。しかしながら、ドイツ、ユーロ圏の11月消費者物価指数速報値は市場予想を下回り、欧州中央銀行(ECB)による早期利下げ観測が台頭し、週後半はユーロ売り・米ドル買いの取引が活発となった。取引レンジ:1.0824ドル-1.1017ドル。



「もみ合いか、欧米中銀の政策スタンスで売買交錯も



来週のユーロ・ドルはもみ合いか。米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測が広がっているが、来週発表のユーロ圏10月小売売上高など主要経済指標が市場予想を下回った場合、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りは一段と後退する可能性がある。



予想レンジ:1.0750ドル-1.1000ドル



■下落、日欧金利差拡大観測は大幅に後退



今週のユーロ・円は下落。月末に向けて持ち高調整や利益確定などのユーロ売り・円買いの取引が拡大したことが要因。ドイツ、ユーロ圏の11月消費者物価指数速報値が市場予想を下回り、日欧金利差拡大観測は大幅に後退したこともユーロ売り・円買いを強める要因となった。取引レンジ:159円65銭−163円72銭。



■もみ合いか、ドルの値動きを注視へ



来週のユーロ・円はもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)はインフレ抑止のため引き締め継続のスタンスを堅持しているが、ユーロ圏小売売上高など主要経済指標が市場予想を下回った場合、ユーロ圏の金利先安観は強まり、ユーロ買いは縮小しよう。一方、ドル・円が弱含む展開なら連れ安が見込まれる。



○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント

・6日:10月小売売上高(9月:前月比-0.3%)

・7日:7-9月期域内総生産改定値(速報値:前年比+0.1%)



予想レンジ:158円00銭-161円00銭