4日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。148円台から146円台への下落を受け、米金利をにらみながら買戻しが先行。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め休止の思惑から、ドルの上昇は限定的となろう。



前週末に発表された米ISM製造業景況感指数は前回からほぼ横ばいとなり、50を下回った。また、パウエルFRB議長は講演で利下げの可能性に否定的だったが、これまでの引き締め姿勢を後退させたと市場に受け止められ、金利安・ドル安。ユーロ・ドルは1.0890ドル台に戻し、ドル・円は146円60銭台に1円半あまりも下げた。ただ、週明けアジア市場でドル売り先行も買戻しが強まり、ドル・円は小幅に値を戻した。



この後の海外市場はブラックアウト期間に入り、長期金利を注視。前週の148円台から短期間で2円程度下げ3カ月ぶりの安値圏となり、買戻しが入りやすい。ただ、FRB当局者による相次ぐハト派寄りの見解で早ければ来年春先の利下げ開始が予想され、金利安・ドル安の流れが続きそうだ。一方、ISM製造業景況感指数を構成する雇用指数は2カ月連続で悪化しており、今週発表の雇用関連指標をにらみドルは買いづらい。



【今日の欧米市場の予定】

・24:00 米・10月製造業受注(前月比予想:-2.6%、9月:+2.8%)

・24:00 米・10月耐久財受注改定値(速報値:前月比-5.4%)