6日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め観測後退で米金利安・ドル安に振れやすい。ただ、雇用情勢を見極めようとドルは売りが抑制されるほか、下値での買戻しが相場を支えそうだ。



前日発表された米経済指標でJOLT求人件数は予想外に低調な内容となり、FRBの引き締め政策をさらに後退させた。米10年債利回りは低下し、ドル売りに振れやすい地合いに。ただ、欧州通貨売りに押されユーロ・ドルは1.0830ドル付近から1.0780ドル付近に下げ、ドル・円は146円50銭台から147円40銭付近に強含んだ。本日アジア市場は日経平均株価の急反発で円売りが先行し、主要通貨を押し上げている。



この後の海外市場は金利や株価が手がかり。今晩発表のADP雇用統計は前回から小幅増加が予想されるものの、米金融引き締め観測は弱まり来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に引き続き金利安・ドル安に振れやすい。ただ、明日の新規失業保険申請件数や週末の雇用統計を見極めようと動きづらい。前日売り込まれたユーロやポンドが買い戻されればドルへの下押し圧力となるが、ドル・円は146円台の買戻しが期待される。



【今日の欧米市場の予定】

・18:30 英・11月建設業PMI(予想:46.7、10月:45.6)

・19:00 ユーロ圏・10月小売売上高(前月比予想:+0.2%、9月:-0.3%)

・19:30 英中銀金融安定報告

・22:15 米・11月ADP雇用統計(予想:+13.0万人、10月:+11.3万人)

・22:30 米・10月貿易収支(予想:-642億ドル、9月:-615億ドル)

・22:30 米・7-9月期非農業部門労働生産性改定値(前期比年率予想:+4.9%、速報値:+4.7%)

・22:30 カナダ・10月貿易収支(予想:+18.0億加ドル、9月:+20.4億加ドル)

・24:00 カナダ中銀が政策金利発表(5.00%に据え置き予想)