26日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米インフレ指標が低調ならドル売り先行、米株安なら円買いに振れやすい地合いに。ただ、来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、ドルの過度な下げは抑制されるだろう。



前日発表された米国内総生産(GDP)は予想を上回り、急激な減速を回避した。半面、耐久財受注や新規失業保険申請件数は弱い内容となり、早期利下げ観測からドル売り先行。一方、ラガルド欧州中銀(ECB)総裁の政策方針で緩和的な政策に思惑が広がりユーロ売りに振れ、ドル売りを抑制する場面もあった。本日アジア市場で米金利の下げ渋りでドル売りは後退も、アジア株安で円買いが強まりドルの戻りを抑えた。



この後の海外市場は主要中銀の政策運営への思惑が広がりやすい。足元の低調な米経済指標を受け、来週開催の米FOMCでは利下げ時期がテーマになる可能性が出てきた。今晩のコアPCEも伸びが鈍化すると予想され、金利安・ドル安の地合いとなりそうだ。一方、25日の米インテルの業績見通しは市場の期待を下回り、今晩の株安により円買いも見込まれる。ただ、来週の重要イベントを見極め過度なドル売りは想定しにくい。



【今日の欧米市場の予定】

・18:00 ユーロ圏・12月マネーサプライM3(前年比予想:-0.7%、11月:-0.9%)

・18:00 欧州中央銀行(ECB)専門家予測調査

・22:30 米・12月個人所得(前月比予想:+0.3%、11月:+0.4%)

・22:30 米・12月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.5%、11月:+0.2%)

・22:30 米・12月コアPCE価格指数(前年比予想:+3.0%、11月:+3.2%)

・24:00 米・12月中古住宅販売成約指数(前月比予想:+2.0%、11月:0.0%)