31日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに慎重なら、ドル買い先行。ただ、日銀の緩和修正への思惑から円売りは抑制され、148円台はドルの上値が重くなりそうだ。



前日の取引で米金融政策の先行きを見極めるムードが広がるなか、この日のJOLTS求人件数は前回を上回る強い内容を受け早期利下げ観測は後退。米金利高の場面でユーロ・ドルは1.0820ドル台に失速し、ドル・円は148円台を目指す展開に。本日アジア市場で日銀金融政策決定会合の主な意見が公表され、緩和修正への思惑から円買いが先行した。ただ、豪インフレ鈍化で利下げ観測が浮上し、ドルは上昇基調を強めた。



この後の海外市場はFOMCでの政策方針が焦点。連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利据え置きの公算だが、早期利下げには慎重な姿勢が予想される。その際には米10年債利回りの反発が予想され、ドル買い優勢の展開に。ただ、2月2日発表の米雇用統計はやや弱い内容とみられ、引き締め長期化を弱める可能性から過度なドル買いを抑制しよう。また、日銀が想定外にタカ派的で緩和修正をにらんだ円買いがドルの重石となる。



【今日の欧米市場の予定】

・17:55 独・1月失業率(予想:5.9%、12月:5.9%)

・21:00 南ア・12月貿易収支(予想:+100億ランド、11月:+210億ランド)

・22:00 独・1月消費者物価指数速報値(前年比予想:+3.0%、12月:+3.7%)

・22:15 米・1月ADP雇用統計(予想:+15.0万人、12月:+16.4万人)

・22:30 米・10-12月期雇用コスト指数(前期比予想:+1.0%、7-9月期:+1.1%)

・23:45 米・1月シカゴ購買部協会景気指数(予想:48.0、12月:47.2)

・04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表(政策金利5.25-5.50%に据え置き予想)

・04:30 パウエル米FRB議長会見