2日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米雇用統計はやや低調な内容が予想され、連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げを見込んだドル売りが先行。ただ、週末に向け地銀株などをにらみ過度なドル売りは抑制されそうだ。



前日発表された米新規失業保険申請件数は2週連続で市場予想を上回る弱い内容となり、FRBによる早期利下げ観測から金利安・ドル安の展開となった。ユーロ・ドルは1.08ドル付近から1.0870ドル台まで強含み、ドル・円は1カ月半ぶりに146円を割り込み一時145円89銭まで値を下げた。ただ、本日アジア市場は底堅い米10年債利回りでドルは買い戻され、ドル・円は146円20銭台を下値にもみ合う展開となった。



この後の海外市場は米雇用統計が焦点。ISM製造業景況感指数では雇用指数がやや改善したが、今晩の雇用統計が想定通り弱い内容なら早期利下げ観測の再燃で米金利安・ドル安が先行しそうだ。米国債発行の縮小に伴う需給動向による金利安もドル売り要因に。一方、商業用不動産向けの融資で一部の米地銀が巨額の損失を計上し、警戒感が広がった。引き続き地銀の経営問題が注目されれば、過度なドル売りは回避される。



【今日の欧米市場の予定】

・22:30 米・1月非農業部門雇用者数(予想:+18.5万人、12月:+21.6万人)

・22:30 米・1月失業率(予想:3.8%、12月:3.7%)

・22:30 米・1月平均時給(前年比予想:+4.1%、12月:+4.1%)

・24:00 米・12月製造業受注(前月比予想:+0.2%、11月:+2.6%)

・24:00 米・1月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:79.0、速報値:78.8)

・24:00 米・12月耐久財受注改定値(前月比予想:0.0%、速報値:0.0%)