5日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。前週末の強い米雇用統計で早期利下げ観測は後退し、ドル買い先行の見通し。ただ、148円台はドルに利益確定売りが出やすく、上昇ペースは緩慢になるとみられる。



2日発表された米雇用統計は市場予想を大きく上回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測の後退でこの日は金利高・ドル高基調を強めた。ユーロ・ドルは1.0880ドル台から1.0780ドル台に下げ、ドル・円は146円60銭台から148円半ばまで1円半も強含んだ。週明けの取引はパウエルFRB議長が3月の政策金利引き下げに改めて慎重な姿勢を示したが、ドルは利益確定売りが強まり値を下げた。



この後の海外市場は米雇用統計を消化する展開となりそうだ。次回3月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ開始はさらに遠のき、米金利高・ドル高に振れやすい。今晩発表のISM非製造業景況指数も前回を上回ると予想され、ドルの押し上げ要因になりやすい。ただ、日銀の春先以降のマイナス金利解除など緩和修正に思惑が広がり、過度な円安は抑制される。ドル・円は148円台で売りが出やすく、上値が重いだろう。



【今日の欧米市場の予定】

・17:55 独・1月サービス業PMI改定値(予想:47.6、速報値:47.6)

・18:00 ユーロ圏・1月サービス業PMI改定値(予想:48.4、速報値:48.4)

・18:30 英・1月サービス業PMI改定値(速報値:53.8)

・19:00 ユーロ圏・12月生産者物価指数(11月:前年比-8.8%)

・19:00 OECD暫定経済見通し

・23:45 米・1月サービス業PMI改定値(速報値:52.9)

・24:00 米・1月ISM非製造業景況指数(予想:52.1、12月:50.5)

・04:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁ビデオあいさつ