7日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者は早期利下げに慎重で、ドル買いに振れやすい地合いに変わりはない。ただ、148円台後半は売りが強く、米金利安ならドルの上値は重くなりそうだ。



前週発表された堅調な米雇用統計など経済指標を受け、FRB当局者から早期利下げに慎重な見解が聞かれる。ただ、国債入札の後に長期金利は緩やかな低下でドル売りに振れ、ユーロ・ドルは1.07ドル台前半から半ばに浮上、ドル・円は148円70銭台から1円程度下落。本日アジア市場は米10年債利回りの下げ渋りで、ドル売りはいったん収束したとみられる。ドル・円は147円台では買戻しが入り下値の堅さが目立つ。



この後の海外市場は重要経済指標の発表は予定されておらず、当局者発言を受けた米金利の動向が手がかりとなる。タカ派的なスタンスの当局者は今年3回の利下げの可能性に言及しており、長期金利の下押し要因になりやすい。半面、政策金利の引き下げ時期の前倒し観測は弱まり、ドル買い基調は維持されるだろう。ただ、日銀の緩和修正期待は一服しているが、日本政府の円安けん制が想定され、円売りは抑制されるとみる。



【今日の欧米市場の予定】

・22:30 米・12月貿易収支(予想:-620億ドル、11月:-632億ドル)

・22:30 カナダ・12月貿易収支(予想:+10.0億加ドル、11月:+15.7億加ドル)

・01:00 クーグラー米FRB理事講演(米経済と金融政策の見通し)

・01:30 コリンズ米ボストン連銀総裁講演(経済、ボストン経済クラブ)

・02:30 バーキン米リッチモンド連銀総裁討論会参加(経済見通し、地域経済)

・03:00 米財務省・10年債入札

・04:00 ボウマン米FRB理事講演(中小企業支援)

・05:00 米・12月消費者信用残高(予想:+160.00億ドル、11月:+237.51億ドル)