8日のドル・円は、東京市場では147円93銭から148円81銭まで反発。欧米市場では148円65銭から149円48銭まで上昇し、149円33銭で取引終了。本日9日のドル・円は主に149円台で推移か。米長期金利は下げ渋っており、ドルは底堅い動きを維持する可能性がある。



報道によると、日本銀行の内田副総裁は8日に行われた金融経済懇談会の講演で、「今後の経済・物価情勢次第となるが、どんどん利上げをしていくようなパスは考えにくく、緩和的な金融環境を維持していく」との見解を表明した。この発言を受けて外為市場ではリスク選好的な円売りが観測された。市場参加者の間ではマイナス金利政策の解除後に利上げが行われるとの見方が浮上していたが、内田副総裁の見解を受けて年内の利上げ実施は困難との見方が広がっている。日銀は緩和的な金融環境を長期間維持する可能性が高いため、一部の市場参加者は「欧米中銀が利下げを実行してもリスク回避的な円買いが拡大する可能性は低い」と予想している。