16日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米生産者物価指数(PPI)やミシガン大学消費者信頼感の期待インフレ率が高止まりなら、ドル買い先行。ただ、日本の為替介入が警戒され、円売りは縮小しそうだ。



前日発表された米経済指標は小売売上高が予想外に悪化した一方、フィラデルフィア連銀製造業景気指数は大幅改善でプラスに転じた。強弱まちまちの経済指標を受け長期金利は方向感を欠いたが、ややドル売りに振れユーロ・ドルは1.0780ドル台に再浮上。ドル・円は149円半ばに下落後、149円後半に持ち直した。本日アジア市場で米10年債利回りの上昇と日経平均株価の大幅高で、ドル・円は150円台に戻した。



この後の海外市場は引き続き米経済指標にらみ。今晩の生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)同様に堅調と予想される。また、ミシガン大学消費者信頼感の期待インフレ率も注目され、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待を後退させる材料になりやすい。その際には金利高・ドル高に振れ、ドル・円は151円を目指す展開に。ただ、日本政府から円安けん制が相次いでおり、ドルの一段の上値は抑制されそうだ。



【今日の欧米市場の予定】

・22:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演(インフレ関連)

・22:30 米・1月生産者物価指数(前月比予想:+0.1%、12月:-0.2%)

・22:30 米・1月住宅着工件数(予想:145.8万戸、12月:146.0万戸)

・22:30 米・1月住宅建設許可件数(予想:151.4万戸、12月:149.3万戸)

・23:10 バー米FRB副議長(銀行監督担当)講演(銀行監督)

・24:00 米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:80.0、1月:79.0)

・02:10 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁基調講演(全米企業エコノミスト協会会議)