21日の日経平均は3日続落。101.45円安の38262.16円(出来高概算15億3000万株)で取引を終えた。三連休明けの米国市場でハイテク株中心に値を消したことから、東京市場でも値がさ株中心に売りが先行。日経平均は後場取引開始後には38095.15円まで水準を切り下げた。ただ、心理的な節目の38000円に接近すると海外勢などの押し目買い意欲は根強く、節目を割り込むことはなく、全般は底堅い展開だった。



東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が990を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、その他製品、ゴム製品、パルプ・紙、海運、ガラス土石など14業種が上昇。一方、鉱業、保険、石油石炭、機械など19業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、バンナムHD<7832>、中外薬<4519>がしっかりだった半面、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>が軟調だった。



前日の米国市場は、決算発表を翌日に控えた米画像半導体大手エヌビディアが4%超下落したことが響き、東京市場でも半導体中心に利益確定売りが先行して始まった。日経平均は最高値近辺にあるものの、TOPIXは最高値から10%程度安い水準で推移しており、目先はグロース株よりバリュー株選好が強まる可能性が高いと見る向きが多い。後場に入ると、米国市場の動きを見極めたいとの見方から次第に様子見ムードが広がっていた。



注目のエヌビディアの決算については、市場予想を大幅に上回らないと前回の決算後の展開と同じく上昇が一服し、調整が強まることが視野に入るのではないかとの見方が大半だ。ただ、生成AIに対する期待感は根強く、株価が調整を見せたとしても、その後は再び上昇に転じる可能性が高いだろう。東京市場も同様にAI関連株は急ピッチで上昇してきただけに、買い遅れている投資家が多く、株価下落場面では押し目買いの好機と捉えたいところだ。