21日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がハト派色を弱めれば、ドル売り後退の見通し。一方、日銀の緩和継続観測から、円売りがドルをサポートする場面もありそうだ。



前日発表された米景気先行指標の悪化を受け、長期金利の低下を手がかりにドル売りが先行。ユーロ・ドルは1.08ドル付近から1.0840ドル付近に浮上し、ドル・円は150円20銭付近から149円60銭台に値を下げた。本日アジア市場でも米10年債利回りは戻りが鈍く、ややドル売りに振れやすい展開に。ドル・円は150円を維持できず、149円台でもみ合った。ただ、強い中国・香港株でリスク回避の円買いは縮小した。



この後の海外市場は米連邦準備制度理事会(FRB)の政策にらみ。前週発表された堅調なインフレ関連指標で、3月開催のFOMCでの利下げ開始との見方は遠のいている。1月30-31日の議事要旨が想定よりもハト派色を弱めれば、ドル買い地合いは継続しよう。一方、ドル・円が150円台で推移すれば日本政府による円安けん制への警戒感が広がりやすい半面、日銀による中長期的な緩和方針で円売りは根強く、ドルは下げづらい。





【今日の欧米市場の予定】

・17:00 南ア・1月消費者物価指数(前年比予想:+5.4%、12月:+5.1%)

・22:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁あいさつ

・24:00 ユーロ圏・2月消費者信頼感指数速報値(予想:-15.5、1月:-16.1)

・04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月30-31日会合分)