■強含み、ECBによる早期利下げ観測は後退



今週のユーロ・ドルは強含み。ドイツ経済の停滞を警戒したユーロ売りが観測され、一時1.0762ドルまで弱含みとなった。しかしながら、欧州中央銀行(ECB)が2月22日公表した1月理事会の議事要旨を受けて早期利下げ観測は後退し、リスク回避のユーロ売り・米ドル買いは縮小した。取引レンジ:1.0762ドル-1.0888ドル。



「もみ合いか、欧米のインフレ関連指標が手掛かり材料に



来週のユーロ・ドルはもみ合いか。3月1日発表のユーロ圏消費者物価指数(CPI)の低下が小幅にとどまれば、欧州中央銀行(ECB)の政策金利引き下げは遠のきユーロ買いが強まる見通し。一方、米コアPCE価格指数が市場予想を上回った場合、米国の利下げ時期先送りでドル買いにつながる可能性がある。



予想レンジ:1.0700ドル-1.0950



■強含み、ECBによる早期利下げ観測後退でユーロ買い強まる



今週のユーロ・円は強含み。欧州中央銀行(ECB)が2月22日公表した1月理事会の議事要旨を受けて早期利下げ観測は後退したこと、日経平均株価の一段高を意識してリスク選好的な円売り・ユーロ買いが入ったことが要因。日欧金利差縮小の思惑は後退したこともユーロ・円相場を下支えした。取引レンジ:161円48銭−163円47銭。



■底堅い値動きか、日欧金利差を意識して昨年高値が視野に



来週のユーロ・円は底堅い値動きか。日本の1月消費者物価コア指数(CPI)が市場予想を下回った場合、日本銀行は緩和的な金融環境を長期間維持する可能性がある。3月31日のユーロ圏消費者物価指数(CPI)が市場予想と一致した場合、欧州中央銀行(ECB)による早期利下げ観測は一段と後退し、日欧金利差で昨年高値164円30銭が視野に入る可能性も。



○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント

・3月1日:2月消費者物価コア指数(1月:前年比+3.3%)

・3月1日:1月失業率(12月:6.4%)



予想レンジ:161円50銭-164円50銭