28日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。明日の米PCEコア価格指数を見極めようと、ドルは引き続き売りづらい展開となる見通し。ただ、為替介入ゾーンの151円台が意識され、上値での利益確定売りが重石となりそうだ。



前日発表された米経済指標で耐久財受注と消費者信頼感指数はいずれも想定外に悪化し、ソフトランディングの期待は低下。連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ時期後退の思惑は一服したが、米10年債利回りは上昇に転じドルは持ち直す展開に。ユーロ・ドルは1.08ドル半ばでやや失速し、ドル・円は150円半ばに持ち直した。本日アジア市場で米金利は底堅く推移し、ドル・円は150円前半から半ばを中心に推移した。



この後の海外市場は米金融政策にらみ。今晩の10-12月期国内総生産(GDP)改定値は速報値と変わらずの見通しで、旺盛な個人消費がインフレを押し上げるとの観測から引き締め的な政策を見込んだ金利高・ドル高の地合いに。一方、FRBの政策決定に影響を与えるコアPCE価格指数は明日発表の2月分が前回からやや低下が見込まれ、ドル買いは慎重だろう。年初来高値の150円80銭台が引き続き意識され、上値は重い。



【今日の欧米市場の予定】

・19:00 ユーロ圏・2月景況感指数(予想:96.6、1月:96.2)

・22:30 米・10-12月期GDP改定値(前期比年率予想:+3.3%、速報値:+3.3%)

・22:30 米・1月卸売在庫速報値(前年比予想:+0.1%、12月:+0.4%)

・22:30 カナダ・10-12月期経常収支(予想:-19.7億加ドル、7-9月期:-32.2億加ドル)

・02:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁座談会参加(経済見通しと金融政策)

・02:15 コリンズ米ボストン連銀総裁座談会参加

・02:45 ウィリアムズNY連銀総裁基調あいさつ(地域経済関連会合)

・G20財務相・中銀総裁会議(ブラジル、29日まで)