■強含み、ECBによる早期利下げ観測は後退



今週のユーロ・ドルは下げ渋り。ドイツ経済の停滞が引き続き懸念されているものの、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、インフレが2%達成する証拠が必要と早期利下げに慎重姿勢を示したため、ユーロ買い・米ドル売りが優勢となった。米国の早期利下げ期待はやや後退しており、リスク選好的なユーロ買いは週末前に一服したが、ユーロ・ドルは1.08ドル台を維持した。取引レンジ:1.0796ドル-1.0866ドル。



「伸び悩みか、ECBの利下げ時期を巡ってユーロ売りも



来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。欧州中央銀行(ECB)は早期利下げに慎重なスタンスが目立つものの、3月7日開催の理事会では利下げ時期が注目され、ユーロ売りが多少強まる可能性がある。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げペースは緩慢とみられ、米国経済のソフトランディング期待が高まり、ドルは売りづらい。



予想レンジ:1.0650ドル-1.0950



■伸び悩み、日銀金融政策を巡る思惑でユーロ買い弱まる



今週のユーロ・円は伸び悩み。日欧金利差の早期縮小観測は後退し、一時163円台後半までユーロ高・円安に振れた。しかしながら、日本銀行は3月中にマイナス金利政策を解除し、その後もインフレ動向を注視するとの見方が浮上し、リスク選好的なユーロ買い・円売りは縮小した。取引レンジ:161円69銭−163円72銭。



■もみ合いか、ECB理事会で利下げ時期見極めへ



来週のユーロ・円はもみ合いか。日本銀行の大規模緩和修正が期待されるものの、日本のインフレ鈍化が顕著になれば円売りが強まりそうだ。一方、欧州中央銀行(ECB)は早期利下げに慎重な見解を示しているが、3月7日開催の理事会で6月利下げ観測が高まれば、リスク回避のユーロ売り・円買いがやや強まり、方向感を欠く展開となろう。



○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント

・7日:欧州中央銀行(ECB)理事会(政策金利は据え置きの公算)



予想レンジ:161円00銭-164円00銭