28日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。日本政府による円安けん制で、引き続き円買い圧力がドルの重石となる見通し。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者のタカ派的な見解を受け、ドル選好地合いが続きそうだ。



29日の休場を控え、前日の取引は方向感を欠く展開に。FRBの6月から3回の利下げが観測されるなか、目先の引き締め的政策の継続を見込んだドル買いに振れ、ユーロ・ドルは1.08ドル台前半からの戻りは鈍い。ドル・円は151円付近からやや値を戻した。本日アジア市場でFRB当局者が目先の利下げに慎重な見方を示すと、ドル・円は一時151円半ばに浮上。ただ、日本政府の円安けん制によりドル・円は伸び悩んだ。



この後の海外市場は米インフレ指標にらみ。FRBの政策決定を左右するコアPCE価格指数は高止まりが予想され、目先も引き締め的な政策を堅持するとの見方から金利高・ドル高要因になりやすい。一方、財務省と金融庁、日銀による会合で今後の円安阻止に向けた対応が協議された。それを受け、ドル・円は前日に152円を目指す展開からやや水準を切り下げている。ただ、ドル選好地合いで目先も151円台を維持するとみる。



【今日の欧米市場の予定】

・17:55 独・3月失業率(予想:5.9%、2月:5.9%)

・18:00 ユーロ圏・2月マネーサプライ(前年比予想:+0.3%、1月:+0.1%)

・21:30 米・10-12月期GDP確定値(前期比年率予想:+3.2%、改定値:+3.2%)

・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.2万件、前回:21.0万件)

・22:45 米・3月シカゴ購買部協会景気指数(予想:46.0、2月:44.0)

・23:00 米・2月中古住宅販売成約指数(前月比予想:+1.5%、1月:-4.9%)

・23:00 米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:76.5、速報値:76.5)