2日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策が続くとの見方から、ドル選好地合いが続く。ただ、152円を目指す展開も、引き続き151円台では上値の重さが意識されるだろう。



前日発表された米ISM製造業景況感指数は予想外に強い内容となり、FRBの引き締め的政策の継続を期待した金利高・ドル高の展開となった。ユーロ・ドルは1.0780ドル付近から1.0730ドル台に下げ、ドル・円は151円40銭付近から151円70銭台まで上値を伸ばしている。本日アジア市場もドル選好地合いは継続。ドル・円は鈴木財務相の円安けん制で下押しされる場面もあったが、152円を視野に底堅く推移した。



この後の海外市場は米雇用情勢への思惑が交錯。パウエルFRB議長は前週末に早期利下げに慎重な姿勢を示し、ドル買い基調に振れやすい。ただ、今晩のJOLTS求人件

数は前回を下回ると予想される。今週末の雇用統計は非農業部門雇用者数や平均時給が弱まる見とみられ、タカ派的な政策姿勢を弱める材料に。一方、市場では日本政府の152円付近での為替介入が期待されるが、ドル・円は151円台では売すく上値は重い。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 ユーロ圏・3月製造業PMI改定値(予想:45.7、速報値:45.7)

・17:30 英・3月製造業PMI改定値(予想:49.9、速報値:49.9)

・17:30 英・2月住宅ローン承認件数(予想:5.65万件、1月:5.52万件)

・21:00 独・3月消費者物価指数速報値(前年比予想:+2.2%、2月:+2.5%)

・23:00 米・2月JOLT求人件数(予想:877.5万件、1月:886.3万件)

・23:00 米・2月製造業受注(前月比予想:+1.0%、1月:-3.6%)

・23:00 米・2月耐久財受注改定値(前月比予想:+1.4%、速報値:+1.4%)

・23:10 ボウマン米FRB理事講演(銀行M&A関連)

・01:00 ウィリアムズNY連銀総裁討論会司会(NY経済クラブ)

・01:05 メスター米クリーブランド連銀総裁講演(経済見通し)

・02:30 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁座談会参加

(欧州は3/31から夏時間に移行)