24日の日経平均は大幅続伸。907.92円高の38460.08円(出来高概算17億4000万株)と終値ベースで18日以来、4営業日ぶりに38000円台を回復して取引を終えた。前日の米国市場で長期金利の上昇一服を背景に金利動向に敏感とされるグロース株を中心に買われた流れを受け、値がさハイテク関連株を中心に上伸。日経平均は寄り付き後ほどなくして38000円を回復すると、その後も高値圏での推移を継続し、本日の高値で取引を終えた。あすから始まる日銀の金融政策決定会合を前に、半導体株などには短期筋などによる買い戻しが入ったとの観測もあった。



東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1200に迫り、全体の7割超を占めた。セクター別では、精密機器、電気機器、輸送用機器、卸売、機械など29業種が上昇。一方、電気ガス、陸運、パルプ紙、不動産の4業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>が堅調だった半面、KDDI<9433>、アステラス薬<4503>、中外薬<4519>、花王<4452>、住友鉱<5713>が軟化した。



前日の米国市場は、4月の米購買担当者景況指数(PMI)が製造業、サービス業ともに市場予想を下回り、長期金利が低下するなか、主要株価指数は上伸した。SOX指数が2%を超える上昇となったため、東京市場でもハイテク株などを中心に買いが優勢となった。また、米国市場の取引終了後にEV大手テスラが決算を発表したが、2024年1-3月期業績は市場予想を下回ったものの、来年の早い時期により安価なモデルを投入する計画を発表したことが好感され、時間外取引で10%超の急伸したことが投資家心理の改善につながった。



米長期金利の上昇が一服したとはいえ、依然として4.6%台と高止まりしているほか、米国のインフレ高も解消されてはおらず、先行き不透明感は残る。また、あすからは日銀の金融政策決定会合が開かれ、来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)も控えている。日米の金融政策の行方も気掛かりで、ボラティリティの高い値動きが想定されるだろう。目先は本格化する企業決算を受けた選別物色が得策となろう。