■今後の見通し



アイナボホールディングス<7539>の2017年9月期は売上高で63,700百万円(前期比4.9%増)、営業利益で1,740百万円(同4.8%増)、経常利益で1,890百万円(同0.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益で1,130百万円(同1.8%減)と予想されているが、これは期初予想と変わっていない。



既に上期で1,468百万円の営業利益を達成していることを考えれば、当然この予想はクリアーできる可能性が高く、通期予想は上方修正されても不思議ではない。会社は「住宅市場の先行きは不透明であり、大手ハウスメーカーも厳しい見方が多いので、通期予想を据え置いた」と述べているが、現在までのところ、特段に懸念されるような事態は生じていないので、この予想が上方修正される可能性はかなり高いだろう。



セグメント別売上高は、戸建住宅事業が57,250百万円(前期比5.6%増)、大型物件事業6,450百万円(0.8%減)を予想している。また子会社別の営業利益は、主力の(株)アベルコは1,420百万円(前期1,233百万円)と増益を予想している。一方で(株)インテルグローは120百万円(同135百万円)、温調技研(株)70百万円(同134百万円)と減益を予想しているが、特別な問題や懸念があるわけではなく、前期が比較的好調であったことから堅めの予想となっている。



重点課題(製品)としては、サイディング3,150百万円(同32.5%増)、木質建材1,840百万円(同28.4%増)、サッシ(東京サッシ販売含む)2,840百万円(同77.3%増)を目標としている。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)