■注目ポイント1:M&Aにより富士フイルム子会社の事業を買収



1. M&Aの概要

ムサシ<7521>は富士フイルムホールディングス<4901>の事業子会社である富士フイルムから、子会社の富士フイルムビジネスサプライ(株)の主だった事業を取り込むことを発表した。



具体的なスキームは、富士フイルムビジネスサプライが2つの事業を承継するニュービジネスサプライ(株)を新設分割により設立し、ニュービジネスサプライの全株式をムサシが取得するというものだ。ニュービジネスサプライは、子会社化後、エム・ビー・エス(株)と社名を変更する予定だ。この取引は2017年9月1日に実行される。



今回M&Aの対象となった事業は、洋紙事業とプリンターシステム事業の2つだ。洋紙事業では伝票類に用いられる「感圧紙」の製造・販売を行っている。一方、プリンターシステム事業では感熱式拡大プリンターの開発・製造・販売がその内容となっている。感熱式拡大プリンターは「ポスタープリンター」と称される機器で、A4サイズで作成した原稿を、A0やB0といった大型用紙に拡大プリントするものだ。入学式や運動会等の大きな掲示物の制作に多用され、需要の約80%は学校・学園とされている。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)