■業績動向



● 2017年3月期の業績概要

(1) 損益状況

三城ホールディングス<7455>の2017年3月期の連結業績は売上高で49,881百万円(前期比7.2%減)、営業損失400百万円(前期269百万円の利益)、経常損失616百万円(同174百万円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失1,721百万円(同601百万円の損失)となった。



既存店の売上高は、国内小売は前期比5.7%減、海外は現地通貨ベースでは同0.6%減であったが、為替の影響で円ベースでは同13.7%減となった。売上総利益率は、前期比で三城が0.3ポイント減、金鳳堂が0.2ポイント減、海外法人が0.8ポイント減となったが、子会社間の内部消去等の影響により全体では67.5%(前期比0.1ポイント増)となった。店舗閉鎖や経費削減によって販管費は前期比5.1%減となったが、減収幅が大きかったことから、営業損益は損失となった。経常損益では、持分法による投資損失(263百万円)を営業外費用に計上したことなどから、損失幅は大きくなった。最終損益では、店舗閉鎖に伴う固定資産除去損や減損損失などを特別損失として計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純損益は大幅な損失となった。



(2) 市場別の動向

a)国内の状況

国内は12店を出店し28店を閉鎖(退店)した。既存店の売上高が5.7%減(内訳は三城が5.8%減、金鳳堂が4.5%減)、となったことから国内売上高は前期比6.2%減の43,412百万円となった。店舗閉鎖に伴い経費も減少したものの、売上高の減少、売上総利益率の低下により、セグメントの営業損益は301百万円の損失(前期596百万円の利益)となった。



b)海外の状況

海外では新たに3店を出店したが退店は12店となりネットでは9店減少した。但し既存店売上高が比較的堅調に推移したことから現地通貨ベースでの売上高は0.6%減に止まったものの、為替(円高)の影響により円ベースでの売上高は6,812百万円(前期比14.0%減)となった。しかし円換算での経費が減少していることからセグメント損益は108百万円の損失(前期は259百万円の損失)と損失幅は縮小した。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)