■今後の見通し



品川リフラクトリーズ<5351>の2018年3月期通期の連結業績は、売上高で前期比1.7%減の102,000百万円、営業利益で同11.7%減の5,600百万円、経常利益で同10.5%減の5,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同25.1%減の2,700百万円と減収減益の見通しだ。



前提となる日本の粗鋼生産量は前期並みの105百万トンとしている。世界経済は緩やかな回復基調にあり、国内経済は個人消費に力強さを欠くものの、東京オリンピック・パラリンピック関連の需要に期待する。鉄鋼業界にとって、中国鉄鋼業の過剰生産が引き続き問題となる。原料炭や鉄鉱石価格も高止まりしているため、厳しい事業環境が続く。同社は競争激化の中、品質の維持向上とコスト低減の両立に取り組む。



利益面では、前期の増益要因が減益要因となる。エンジニアリングは、前期ほどの大型工事が見込めず、スポット案件やメンテナンスを獲得して上積みを狙う。連結子会社のイソライト工業は、2018年3月期の業績予想を売上高で前期比0.2%増の14,600百万円、営業利益で同16.9%減の1,770百万円としている。



競争力の持続的強化を目指して人材力強化も継続する。中期採用計画に基づき、機械系、電気系、海外要員などの人材を確保し、成長戦略を担う要員を増やす。人材育成プログラムは、OJT、階層別研修、自己啓発支援など継続的に実施している。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)