■ビジネス・ブレークスルー<2464>の今後の見通し



2. 事業セグメント別の見通し

(1) マネジメント教育サービス事業

マネジメント教育サービス事業は、売上高で前期比約7%増の31億円と8期連続の増収となり、セグメント利益も増益に転じるものと予想する。このうち、BBT大学/大学院の売上高については、大学院で春期入学生が過去最高を更新した一方で、大学については前年を若干下回るなど伸び悩みの状況が続いていることから、全体では前期比微増収が見込まれる。



一方で、法人向けについては2ケタ成長が続く見通しだ。2017年7月に「地方創生・観光立国」推進の取り組みを背景に、観光地開発及び経営を実践できる人財育成のためのオンラインスクール『次世代観光を創発する「Tourism Leaders School」』を開講(受講期間6ヶ月、受講料15万円)するほか、10月には大学院のカリキュラムを法人向けにカスタマイズしたCertificateプログラム「IDP-社内起業家養成プログラム」を開講(受講期間6ヶ月、受講料300万円)するなど、新規プログラムの拡充により2ケタ増収が見込まれる。このうち、「Tourism Leaders School」については、(株)JTBコミュニケーションデザインとの共同開発プログラムである。



(2)プラットフォームサービス事業

プラットフォームサービス事業の売上高は前期比約24%増の21億円、セグメント利益は同42%増の2.2億円となるものと予想する。のれん償却前営業利益ベースでは同28%増の3億円を想定する。「A-JIS」の生徒数増加が続くほか、2016年に新規開設した「JCQバイリンガル幼児園 芝浦キャンパス」や「アオバジャパン・バイリンガルプリスクール 早稲田キャンパス」の生徒数増加等収益増に貢献し、拠点設備の充実やブレンド型学習のプロジェクトの関連費用を吸収できるものと見込まれる。



「A-JIS」の2017年6月13日時点での新規入学申込者数は前期比増、退学予定者数は前期比減となる傾向があり、生徒数名の増加が見込まれるほか、8月下旬からの新学期開始に向けてさらに入学申込み者数が増える可能性もある。特に、フルIB認証取得校となったことや、日本文化も学べるなど教育内容の質が評価されており、最近では近距離に別のインターナショナルスクールがあっても、「A-JIS」に入学を希望するケースも増えてきていることから、新学期の生徒数は470〜480名程度(前年同期は436名、定員数520名程度)でスタートすることが予想される。



一方、「サマーヒルインターナショナルスクール」については2017年4月時点で生徒数が90名程度とほぼ前年並みの水準で推移している。2016年9月にPYPの認定候補校となっており、順調にいけば2018年3月までに認証を取得できる見通しとなっている。IB導入に向けた取り組みに関して保護者からも前向きに評価されており、今後も堅調な生徒数が続くと見込まれる。



「JCQバイリンガル幼児園 晴海キャンパス」は、4月時点の生徒数が定員数の9割弱(定員数150名程度)と前年並みの水準となっており、引き続き高稼働な状況で推移するものと見込まれる。また、「アオバジャパン・バイリンガルプリスクール 早稲田キャンパス」は、4月時点の生徒数が90 名程度(定員数125名程度)と好調な滑り出しとなっている。2016年8月の開設時点では10数名だったが、英語教育やIBへの関心の高まりを受けて、新規入園の申込みも好調に推移したようだ。なお、早稲田キャンパスについても2017年3月にPYPの候補校となっており、2018年8月頃までに認証を取得できる見通しとなっている。なお、「JCQバイリンガル幼児園 芝浦キャンパス」は4月時点で20名程度(定員数50名程度)と前年度末と比較して若干増にとどまった。ただ、同キャンパスは、2017年3月にPYPの認証を取得しており教育の質の向上が図られており、今後は生徒数も増加していくものと見ている。なお、同キャンパスは2017年5月より「アオバジャパン・バイリンガルプリスクール 芝浦キャンパス」に改称している。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)