■インタースペース<2122>の今後の見通し



2. 事業セグメント別見通し

(1) インターネット広告事業

インターネット広告事業の売上高は前期比10%増の24,900百万円、営業利益は新規事業の開発投資費用増も合わせて前期比100百万円増の925百万円を見込んでいる。第3四半期は例年、季節要因で売上水準が落ちる傾向にあるものの、2017年は想定以上に推移しており6月以降の見通しも良好となっている。カテゴリー別ではエステ・人材カテゴリーの好調が続いているほか、直近ではSIMカードや電力・ガスの自由化に関連した広告需要も伸びている。第2四半期に健康食品の一部顧客で広告自粛があったが影響は限定的で、下期も会社計画を上回って推移する見通しだ。また、SFAについては携帯電話の販売動向次第だが、下期も上期並みのペースが続くものと見ている。



ネイティブアド配信サービス「X-lift」による広告販売収入は、2016年9月期の2億円から2017年9月期は3〜4億円を見込んでいる。広告販売強化のため営業人員を増員していくほか、「X-lift」の機能向上によるシステムリニューアルを下期に予定している。具体的には、広告効果検証機能やリターゲティング機能などを充実していく。人件費や開発費の増加により通期では若干の損失が続くものの、2017年9月期中に単月ベースでの黒字化を目指しており、2018年9月期以降は収益貢献が期待される。



また、海外事業については売上高で前期比1億円程度の増収、営業損失は前期並みの水準を想定している。タイやインドネシアにおけるPR活動を継続して進め、パートナーサイト、取扱いプログラム数の拡大に取り組んでいく。海外事業の人員規模は現状、70名程度でインドネシア、タイ、ベトナムで各20名程度、本社に10名程度のスタッフ構成となっている。今後、インドネシアやベトナムでの増員を進めていく計画となっている。



(2) メディア運営事業

メディア運営事業の売上高は前期比若干減収の約6億円、営業利益は横ばい水準を見込んでいる。売上高については一部商材の売上計上基準変更により減収となるが、営業利益は「ママスタジアム」の広告販売収入やコンテンツ事業の好調が持続しそうなことから前期比で増益となる可能性が高い。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)