ネットマーケティング<6175>は10日、2017年6月期の連結通期(2016年7月-2017年6月)の業績を発表した。売上高が前年同期比11.8%増の98.68億円、営業利益が同61.3%増の4.41億円、経常利益が同54.2%増の4.23億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同68.1%増の2.96億円となった。売上高、営業利益ともに過去最高を達成し、10期連続の増収である。



主力の広告事業が堅調であったことに加え、成長ドライバーであるメディア事業が大幅な増収・増益となった。全事業におけるメディア事業の構成比は、売上高で24.4%、売上総利益で63.9%である。広告事業については、同社が独自に開発した広告効果計測ツール「ALLADiN」を活用し、アフィリエイト広告に特化したエージェントとして広告展開の戦略立案から運用支援までを一貫して提供している。17年6月期は、エステや人材関連等を扱う「サービス」カテゴリーが好調に推移し、売上高 は74.57億円(前期比1.4%増)、セグメント利益は5.22億円(同19.2%増)となった。



メディア事業については、恋愛マッチングサービスの「Omiai」が、持続的な収益の拡大を実現するため、サービスの拡充や効率的な会員獲得手法の確立に取り組んでおり、17年6月にはサービス開始以降の累計会員数が220万人を突破した。本事業の17年6月期の売上高は24.13億円(同64.5%増)、セグメント利益は3.05億円(同90.3%増)となった。



2018年6月期の連結業績予想は、売上高が前期比14.5%増の112.96億円、営業利益が同22.4%増の5.40億円、経常利益が同27.2%増の5.38億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.0%増の3.71億円としている。全社的には、11期連続の増収で売上高100億円突破、過去最高益の継続で営業利益5億円突破を目指す。また、創業来初となる配当(期末10円)を予定している。



スマートフォンやタブレット端末などの多様化、インターネット利用人口の伸長などの市場環境下で、FacebookやTwitter、LINEに代表されるソーシャルメディアの普及率も5割を超過し、同社グループの中核事業である広告事業、「Omiai」を主軸としたメディア事業にとっては大きなフォローの風となっている。広告事業では業界トップを、メディア事業では会員数のさらなる増加とサービス領域の拡大を目指す。