以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。



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※2018年4月19日9時に執筆



今週に入ってからの東京市場は先週末に実行されたに米・英・仏よるシリア攻撃が限定的なものになったことで、緊迫していた中東情勢によって大きな混乱に陥ることなく日経平均は22000円を回復する意外な結果となっている。



先般、世間の注目を集めた国内2位の仮想通貨取引所コインチェックから仮想通貨NEMが巨額流出した事件から2ヶ月が経過しようとしている。



強盗事件なら未だに「3億円事件」が世間の驚きの天井の金額になっているが、今回の被害額が約580億円らしいとのことで、どこかフィクション性がついて回る話になってしまったようだ。



3億円事件は時効成立により迷宮入りすることで伝説化してしまった。今回の仮想通貨流出事件だが、いわゆるブロックチェーンによって「誰が・どこで・何をやったか」の足がつく相互監視態勢が構築される世界で起きている事件だ。果たして犯人が迷宮に逃げ込むことができるのか興味が沸く。



おかしなことに仮想通貨を持っている人を「利用者」ではなく「投資家」「投機家」と呼びたくなる風潮が出来上がってしまった。「それでいいのか?」と思うのだが。



直近の株式市場ではコインチェック社を買収するマネックスG<8698>の株価が騰勢を強めている。世間を騒がせた不祥事企業の買収となるが、経営陣を総入れ替えし、有力証券会社であるマネックスGの傘下になるとすれば仮想通貨取引自体の社会的認知度アップにもつながりそうだ。



流出額が巨額だったのと同時に、その大半を補償するだけのキャッシュをコインチェック社が苦も無く用意したことで「仮想通貨取引所運営とはそこまで巨額の利益を生み出す事業なのか」と直感的に感じた投資家は多いだろう。数百億円のキャッシュを即用意できるほどの高収益事業モデルなら、マネックスは安い買い物をしたことになる。株価が沸騰しても不思議な話ではない。



これまで市場の有力テーマであった仮想通貨関連株はマネックスGの業界参入により正念場を迎えている。連日のダントツ出来高1位となっている同社株から目が離せない。



ここでは、日本周辺の地政学リスク縮小を相場に織り込みたい流れとなるだろう。短期的に大きく売り込まれてきた新興市場銘柄の中から値動きの軽快な値嵩株に照準を合わせたい。以下の個別株に注目している。





SOU<9270>



直近で公表された決算では大幅増益となっており、今後の通期上方修正期待も底流にある。4/6につけた上場来高値に接近している。





フィル・カンパニー<3267>



駐車場スペース開発といったユニークな業態で業績を伸ばしている。1部上場を視野に入れる成長企業。





りそなホールディングス<8308>



メガバンクの中でも株価の値動きは機敏な部類に入る。最終益は底固い。







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執筆者名:兜町放浪記

ブログ名:兜町放浪記