■株主還元策



ハイアス・アンド・カンパニー<6192>は2018年4月期に初めて配当実施を行った。配当の基本方針は、1)株主への利益還元の機会を充実させるため、年2回配当を実施する。2)配当性向は30%を目安とする。の2つである。この基本方針のもと、2018年4月期の配当実績は、中間配当4円(2018年3月1日付の株式分割(1株につき3株)前の金額)、期末配当1.33円であった。2019年4月期の配当は、中間配当1.7円、期末配当1.7円と増配であった。2020年4月期は、第2四半期業績では増収減益、通期予想でも最終減益の見込みであるが、期初計画どおり中間配当1.9円、期末配当1.9円を予定している。配当性向で見ると上記基本方針の30%を大きく超過する見込みとなるが、株主に対する信頼感醸成のために減益となった場合でも安定的配当を優先するものと考えられる。



なお、比較的好業績に対して株価の状況はやや伸び悩みが見られる(2020年1月7日終値294円)が、不動産関連株が全般的に不調であることなどが影響しているものと考えられる。しかし、同社の場合は不動産関連と言っても中小の工務店・不動産仲介業者などに対するコンサルティング事業が主力のため、住宅・不動産市場の変動を直接的に受ける可能性は低いと弊社では見ている。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)