ヨコオ<6800>は14日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比10.7%増の605.95億円、営業利益が同62.3%増の49.16億円、経常利益が同39.5%増の45.83億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同55.8%増の34.40億円となった。売上高が6期連続で過去最高を更新するとともに、営業利益以下の各利益についても過去最高を更新した。



車載通信機器の売上高は前期比2.8%増の392.64億円、セグメント利益は同93.8%減の0.30億円となった。主力製品であるシャークフィンアンテナ/GPSアンテナをはじめとする自動車メーカー向けアンテナは、主要顧客への国内・海外向け販売が堅調に推移し、前期を上回った。利益面については、新型コロナウイルス感染拡大を受けた中国生産拠点において一時的な混乱があったが、黒字をキープした。



回路検査用コネクタの売上高は前期比40.4%増の128.32億円、セグメント利益は同236.7%増の31.32億円となった。半導体後工程検査用治具の販売は、高周波対応製品の受注増などにより、前期を大幅に上回った。また、半導体前工程検査用治具の販売も、周辺機器を含めてワンストップソリューションでサービスを提供するターンキービジネスが順調に拡大したことなどにより、前期を上回った。利益面については、増収による増益に加え、比較的利益率の高い製品の売上比率が上昇したほか、生産設備の稼働率上昇により、大幅増益となった。



無線通信機器の売上高は前期比14.4%増の84.98億円、セグメント利益は同8.7%増の17.55億円となった。ファインコネクタ事業は、ヘルスケア市場向けが当下期より急速に減少したものの、POS端末/ウェアラブル端末向け販売が好調に推移したことなどにより、売上高は前期を上回った。メディカル・デバイス事業も、ユニット製品販売が国内・海外ともに堅調に推移したことに加え、部品販売が増加したことにより、売上高は前期を大幅に上回った。利益面については、ファインコネクタ事業において比較的利益率の高い製品の比率が上昇し、また、メディカル・デバイス事業において歩留が向上したことで、増益となった。





2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大の影響により市場の需要動向が不透明な状況にあることから、受注に関して仮定を置き、各製造拠点の現状を踏まえて試算した。売上高が前期比9.2%減の550.00億円、営業利益が同18.6%減の40.00億円、経常利益が同20.4%減の36.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.4%減の26.00億円を見込んでいる。