Abalance<3856>は14日、2020年6月期第3四半期(19年7月-20年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.2%増の48.81億円、営業利益が同44.5%減の3.13億円、経常利益が同63.5%減の2.04億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同76.4%減の0.83億円となった。通期予想の進捗率については、売上高は67.8%、営業利益は72.9%、経常利益が49.9%、親会社株主に帰属する当期純利益は31.4%となった。



同社グループは、2030年までに国内と海外を合わせて保有発電容量1GWを目標とし、アジア圏を中心とした再生可能エネルギー分野における中核的なグローバル企業を目指しており、発電所の自社保有に基づく安定収益、キャッシュ・フローの確保、安定収益を主な原資とする海外投資の加速、新規事業(卒FIT、蓄電池、風力開発等)によるアップサイドの獲得等を実行する方針を示している。



発電所の自社保有は、低圧発電所を含めた継続保有化に基づいたストック型ビジネスモデルへの構造転換を進めている。海外事業では、ベトナムにおける太陽光パネル製造販売業を営むVSUN(Vietnam Sunergy JointStock Company、2019年12月度単体売上高:$128百万(日本円換算約138億円、監査未了参考数値))について持分法適用の当期中の実行をすべく現地監査法人ERNST&YOUNG(EY)に現地監査を依頼するなど準備を進めているほか、環境省が実施する2019年度「二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism:JCM)資金支援事業のうち設備補助事業」の案件に代表事業者として採択されるなどの成果があり、今後とも海外投資の積極的拡大を図る。新規事業としては、近年の大型台風等の自然災害による各地の停電発生を受け、折り畳み式軽量モジュールとセットしたポータブルバッテリー「楽でんくん」を開発したほか、北海道檜山エリアにおいて計画している風力発電所(陸上・小型)の一部稼働・連系を完了し、2020年6月期内に順次、稼働予定、中長期目標として毎期30億円超の風力開発に係る投資実行を計画している。



2020年6月期通期の連結業績予想は、新型コロナウィルス感染症が世界的に拡散し、内外経済への長期的影響が懸念されていることから、現時点において業績予想への影響を合理的に見積もることは困難とし、2019年8月14日付「2019年6月期決算短信〔日本基準〕(連結)」公表の通期予想を据え置いている。