エルテス<3967>は12日、2021年2月期第3四半期(20年3月-11月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.1%減の13.21億円、営業損失が2.37億円(前年同期は2.13億円の利益)、経常損失が2.46億円(同2.03億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が2.76億円(同1.38億円の利益)となった。



デジタルリスク事業の売上高は前年同期比9.1%減の12.62億円、セグメント利益は同61.4%減の2.05億円となった。ソーシャルリスクサービスは、新型コロナウイルス感染症に関する風評懸念や企業活動におけるオンラインの重要性が高まったことによるソーシャルリスク対策の需要増は一部見られたものの、緊急事態宣言前後における経済活動の停滞による新規受注の減少や、サービス業など外出自粛による企業活動の停滞に対応するためのコスト削減などの影響による解約の増加により、売上高が減少した。内部脅威検知サービスは、「働き方改革」やテレワークの普及を追い風に、国内大手企業から中小企業まで幅広くニーズが増大したが、カウンターパートとする情報システム部門の繁忙による営業活動の遅延などにより受注数は伸び悩んだ。一方で、提供体制を強化するための人材採用を行い、AIリスク管理プラットフォームの提供を開始するなどサービスの拡充を進めている。



その他事業の売上高は前年同期比11.6%減の0.60億円、セグメント損失は0.64億円(前年同期は0.20億円の損失)となった。主にリスク情報分析と危機対応支援を行うAIセキュリティ事業とその他周辺ソリューションを含んで構成されている。これらの事業においては、一部サービスの提供を開始しているが、引き続き開発段階であり、人材関連費を含め、積極的な費用投下を行っている。



2021年2月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。デジタルリスク事業の営業活動が改善傾向にあり、加えて、2020年12月25日にアサヒ安全業務社を完全子会社化したことから、売上高は前期比0.3%増(前回予想比15.9%増)の19.70億円としている。、子会社取得関連費用やテレワーク環境整備費用等を考慮し、営業損失3.50億円、経常損失3.70億円、親会社株主に帰属する当期純損失4.00億円は前回公表値を据え置いている。。